韓国KTX、扉を開けたまま“恐怖の疾走”
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.05.05 08:45
酒に酔った乗客が列車の扉を開けた状態で、KTX(高速鉄道)が10分間ほど走行するという事故が発生した。しかし列車に鉄道警察が乗っていなかったため、この乗客を制止することはできなかった。
釜山(プサン)地方鉄道警察隊によると、ソウル駅を出発したKTXが4日0時15分ごろ慶尚北道(キョンサンブクド)金泉亀尾(キムチョンクミ)駅付近を通過したところで、酒に酔ったP(44、会社員)が5号車と6号車の間に設置された昇降台階段の非常レバーを引っ張って扉を開けた。開かれた扉からは6号車の中に強い風が吹き込み、時速300キロで走行していたKTXが揺れた。