北朝鮮の女性軍が除隊の時にこっそりと持って行くものとは?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.05.03 14:27
北朝鮮の女性軍人は除隊する時、集めた「パルサゲ」を持って出ていくことが分かった。「パルサゲ」とは軍用靴下の代わりに足を覆う保温用の布だ。入隊の時に1、2枚ずつ与えられる。女性軍人がパルサゲを集める理由は生理用ナプキンの代わりに使うためだ。
3日の自由北韓放送によると、ある消息筋は「軍で6年間服務した女性除隊軍人はパルサゲを集めて『嫁入りの準備をした』と自慢する」とし「生理用ナプキンとして使える布が不足しているため、軍で提供されるものを一つずつ集める」と話した。
北朝鮮には生理用ナプキン生産会社がなく、中国から全量を輸入している。1980年代初め、平壌(ピョンヤン)の紙工場で生理用ナプキンを製造したことがあるが、1年余りで生産を中断した。北朝鮮の女性のうち生理用ナプキンを買って使える階層は多くない。この消息筋は「10人に8人は軍人のパルサゲを生理用ナプキンとして使っている」と伝えた。