海賊に狙われた韓国コンテナ船…船員はマニュアル通り避難所へ(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.04.22 15:23
午後4時30分。 「崔瑩」が「韓進天津」に近接し、緊迫した雰囲気に包まれた。 ヘリコプターの保護を受ける中、アデン湾黎明作戦の英雄である海軍特殊戦旅団16人がリブボートから船に移り始めた。 船舶の船橋(操舵室)を掌握したのは6時40分ごろだ。 甲板には海賊のものとみられるAK小銃実弾3発が見つかった。 多数の足跡も残っていた。 一部の隊員は緊急避難所へ向かい、出入り口を確保した。 韓国人船員14人とインドネシア人船員6人の計20人の船員は無事だった。 非常信号が伝えられた後、14時間にわたる緊張の中での作戦だった。
合同参謀本部の関係者は「船員の速かな避難および救助要請、トルコ艦艇の協調、アデン湾黎明作戦を経験した清海部隊の自信が作戦成功の秘訣」と述べた。 合同参謀のキム・ウンヨン民軍心理戦次長(准将)は「船員は緊急避難所へ行く前、外部から衝撃を感じたと話している」とし「海賊は船橋まできたが、船員が避難したのであきらめて逃げたようだ」と話した。 1月の三湖ジュエリー号乗っ取り事件後に立てた海賊対策が成功したのだ。