【時視各角】龍馬、テレビの中だけで駆け回るのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.04.05 10:41
「龍馬伝」。昨年、日本人を熱狂させたNHKの大河ドラマだ。最近、国内ケーブルチャンネルで放送され、少なからず人気を集めている。原作は司馬遼太郎の歴史小説『竜馬がゆく』。徳川幕府末期の風雲児、坂本龍馬(1836-1867)の一代記だ。創作が加味されたが、龍馬のキャラクターは非常に躍動的で反抗的だ。それだけに魅力的でもある。ドラマのセリフのように龍馬は「新しい日本のために」命をかけた男だった。もともと知名度は高くない下級武士だったが、小説をきっかけに一躍、日本人のヒーローになった。日本では変革のアイコンだ。
19世紀の中後半、日本は‘熱血時代’だった。誇張された脚本と俳優のオーバーアクションを見て話しているのではない。若い血が変革を要求しながら熱くなったのだ。これが一つの方向に向かい、幕府支配の古い殻を破った。その結果が明治維新だ。