【世説】「エネルギー分野でリードする国が世界を率いる」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.04.04 14:20
海水の流れと波を利用して電気を生産する海洋エネルギーは3つある。波の動きを利用する波力発電、潮の流れを利用して水車を回す潮流発電がある。また干満によって海水が移動するのを利用して電気を生産する潮力発電もある。
波力発電はまだ初歩段階だ。英国は08年、2.25メガワット級の発電施設を世界で初めてポルトガル海岸に設置し、稼働に成功した。韓国は2012年の商用化を目標に済州道(チェジュド)遮帰島(チャグィド)海域に500キロワット級の波力発電の建設を推進している。
潮流発電は流速が速い海の中に設置したタービンを潮流力で回して電気を生産する。環境に及ぼす影響は少ないが、流速が早くなければ電力の生産は難しい。英国のマリーン・カレント・タービンズは1.2メガワットの潮流発電設備を設置するのに成功した。米ヴァーダントパワーも06年から2年間ほどニューヨークのイースト川の水中に潮流発電用タービン6基を設置し、近隣企業に電力を供給した。韓国は08年12月、全羅南道珍島郡(チョンラナムド・チンドグン)に大型潮流タービン2基を設置し、試験稼働している。