【取材日記】T-50輸出めぐる青瓦台安保ラインの口の軽さ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.03.31 11:08
29日午後7ごろ、韓国の技術で作られた高等訓練機T-50のインドネシア輸出が実現するというニュースが青瓦台(チョンワデ、大統領府)発で知らされた。青瓦台外交安保ラインのある参謀が一部記者らと会った席で、「早ければ来週にも韓国を優先交渉対象者に決めたというインドネシア国防相名義の手紙が韓国航空宇宙産業(KAI)に届くだろう」と話したためだ。輸出規模は16機になるという話もした。30日付の日刊紙にはそのため「高等訓練機T-50が16機インドネシアに輸出されるようだ」との報道が出てきた。
しかし1日で青瓦台の公式反応は変わった。金姫廷(キム・ヒジョン)報道官は「インドネシアが優先交渉対象国として韓国を選定した状態ではない」と否定した。発言をした当事者の外交安保ライン参謀も、「まだ確定したものではない」と一歩後退した。
事情があった。インドネシア側の気流が好意的であることは事実という。しかし買う側が心を変えればそれまでなのが取引の法則だ。国同士の兵器取引も例外ではない。