悲壮な覚悟で臨んだが特別目的高校進学試験には落ちた。他の人たちが中学校の３年間にわたって準備してきた過程をたった数カ月で追いつくには力不足だった。その後一般高校に進学した彼女は文字通り“戦争”に臨む姿勢で勉強した。「どのように勉強したか」という記者の質問に彼女は、「本当に勉強だけした」と繰り返した。彼女は「４年間勉強ばかりしてきた彼らに追いつくという考えよりも、どうにかその空白の時間を埋めなければならないという思いが強かった」と話した。

努力は裏切らないというのか。高３の夏、ＫＡＩＳＴの２０１１年度随時募集に合格した。入学する前から“ＫＡＩＳＴの有名人”になった。「少女時代レッスン生が私たちの学校に入学する」といううわさがキャンパスに広がったのだ。彼女は、「学校で私を見てこそこそと話す人もおり、珍しいといってあれこれ尋ねたりもする。ともかく歌手レッスン生だった人がＫＡＩＳＴに入学したということから好奇心があるようだ」と話した。

最近彼女は自身の話を取り上げた本「願いをいってみて」を出版した。この本を通じてしたい話があるという。「幼稚に聞こえるかもしれないが、ひとまずすべてやってみるのが良いようだ。そうすれば自分の道が見えてきます」。明るく澄んだ声でしばらく話した彼女は、「最近は試験期間だ。そろそろ勉強しに行かなければならないようだ」と話した。そんな彼女に最後の質問を投げた。テレビに出てくる少女時代を見てどのように感じるのか。彼女は、「姉さんたちを見るたびに満たされた気持ちになる。それぞれの場所で最善を尽くすのが最も良いのではないか」と答えた。


少女時代レッスン生がＫＡＩＳＴに行った理由とは（１）