【噴水台】安重根記念碑
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.03.28 17:37
過去の大人は「めそめそしていると虎がかみつく」と言って泣く子を怖がらせた。 イタリアにも似たものがある。 「泣いているとハンニバルが追ってくる」だ。 カルタゴの名将ハンニバルがローマの後えいのイタリア人には虎に匹敵するほど恐怖の対象だったのだ。 BC218年に象を率いてローマを侵攻したハンニバルは、トレビア、トラシメヌスに続き、カンナエ戦闘でローマ軍団を全滅させる。 汝矣島(ヨウィド)ほどのカンナエの野原が、無残に殺された7万6000人余りの遺体で覆われた。
このようにひどくやられたローマ人だが、歳月が過ぎると、ローマの真ん中にハンニバルの銅像を建てる。 敵将だったが、偉大な人物であることを認めたのだ。