【社説】日本が教科書に何と書こうが独島は独島
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.03.27 09:33
日本の文部科学省が今月末に中学校教科書の検定結果を発表する予定だ。中学社会科(地理・公民・歴史)教科書の大部分に「独島(トクト、日本名・竹島)は日本の領土」との主張が入ることが確実視される。現行教科書より強化された形態だ。
日本の各級学校教科書検定時ごとに韓日両国は独島(トクト)問題や過去の歴史記述をめぐり定例行事のように外交混乱に包まれたりした。ところで今回の教科書検定には両国が格別に緊張している。東日本大地震直後という時期的な微妙さが重なるためだ。韓国国民は前代未聞の災害にあった日本に対し自発的支援を惜しまなかった。これは純粋に人類愛的動機に従ったものだった。長い傷の過去の問題もここには介入できなかった。従軍慰安婦被害者らが誰より先に日本支援に一肌脱いだ事実がこれを雄弁に語る。日本の大多数の国民と政府はそのような韓国民に心からの感謝を示してきた。テレビ画面で涙を浮かべ頭を下げた武藤正敏駐韓日本大使からわれわれは一寸の疑いも持つことはできない。玄界灘を行き来したこうした感情の交流は韓日関係が光復(独立)60年、修交40年を過ぎそれだけ成熟したという傍証でもある。