「市場経済を学びにきた」米国訪れた北朝鮮経済官僚12人(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.03.25 11:07
21日午後5時30分(現地時間)米国、サンディエゴ近郊ラホーヤに位置するエスタンシアホテル。窓がすべて黒いスモークフィルムで遮られたリムジンバスから12人の“異邦人”が降りた。最高級ホテルに入った彼らは「北朝鮮経済代表団」の面々だ。12人全員が北朝鮮の経済官僚だった。19日に北京から中国航空便でロサンゼルスに入った彼らが米国を訪問した目的は、「資本主義学習」にあった。彼らはここで1週間にわたり「消費者行動論」などの資本主義経済論を学ぶ。
彼らを招請したのはUCサンディエゴ傘下国際紛争協力研究所(IGCC)のスーザン・シャーク所長。IGCCは6カ国協議当事国政府関係者と非政府関係者がともに参加する代表的民間外交機関だ。北朝鮮経済使節の訪米は大変な関心を集めた。果たして北朝鮮が金正恩(キム・ジョンウン)後継世襲と合わせ市場経済を部分的にも導入するための手順に突入したものなのだろうか。しかしこうした気がかりを解くには北朝鮮経済代表団保護作戦がとてもものものしかった。