【時視各角】アマチュアリーダシップが呼んだ大混乱
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.03.17 11:03
日本人の冷静さに世界が驚いている。だが、裏を読む力も必要だ。日本の新聞の社説はお行儀がよいことで有名だ。不満な感情を表情に出さない。しかしきのうの朝日新聞社説は「菅直人首相が東京電力に“覚悟してくれ”と叱責した。国民の立場から見ればその話はそのまま政府と首相自身に該当する」と正面から反論した。日本経済新聞の社説は「情報公開がとても遅れて説得力もない…責任者を福島に配置して生の情報をすぐに公開すべき」と促した。この程度ならば、一言で言えば日本の社会の底辺では沸き立っているとみなければならない。
怒りの最初の標的は東京電力の経営陣に向かっている。事故の隠蔽に汲々としたという疑惑を受けている。東京電力は福島原子力発電所2号機の給水ポンプの燃料をうっかり切らしたという呆れる失敗を犯した。「もっと危険な1号機と3号機に神経を使っていて…」と釈明するが苦しい弁明だ。一昨日は4号機に保管された使用済み核燃料の冷却水程度もまともに監視できていないことが明らかになった。人災としても話す言葉がなくなった。いま2号機と4号機が最悪の状態だ。