「李承晩がまいた原子力の種、朴正煕が育成、そして原発輸出」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.03.02 16:04
韓国大学教育協議会(略称、大教協)新会長に2日に就任する金泳吉(キム・ヨンギル)韓東(ハンドン)大学総長。 航空宇宙新素材分野で注目される科学者だが、金総長の「歴史勉強」に対する熱情は科学への情熱と変わらない。 「また専攻を選択しろと言われれば歴史を選ぶ」と話すほどだ。 私立大学総長協議会会長でもあった金総長はほとんど毎月、歴史が好きな大学総長20人余りと全国主要遺跡地を踏査する。 「過去への旅行だが、むしろ未来の知恵と教訓を得ている」。
金総長は米国留学と米航空宇宙局(NASA)研究員生活を含めて12年間を海外で過ごした。 NASA研究員時代、韓国国籍では初めて米国の著名科学者人名辞典に収録されたが、金総長は「国籍ある歴史教育」を強調する。 「科学には国境がないが、科学者には国籍がある」という。 科学者が研究テーマを選定し、その結果をどう活用しているかという問題は、科学者が属する祖国の現実と無関係ではないという話だった。