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日本、1人当たりのGDPで“世界2位”の中国の9.6倍

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.02.16 17:08
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中国は2010年の国内総生産(GDP)で日本を抜いて世界2位になったったが、中国はまだシャンパンを開けられずにいる。 むしろ外部の評価にうぬぼれて自滅する、いわゆる‘捧殺’を警戒している。

新華社通信・人民日報など中国の主要メディアは15日、「昨年のGDPは5兆8786億ドルで、日本(5兆4742億ドル)を抜いた」というニュースを伝えた。 中国は05年にフランス、06年に英国を、07年にドイツをそれぞれ抜いた。

 
近現代史で日清戦争と日中戦争の相手だった日本を超えたことで、挙国的に慶事を迎えたが、中国メディアは静かな報道で一貫していた。 むしろ中国の学者と専門家は「経済発展の任務は重くまだ前途は長い」(任重道遠)という点を強調した。特にこうした雰囲気はGDPより1人当たりのGDPを重視する中国の認識と雰囲気を反映している。

日本の昨年の1人当たりのGDPは4万2431ドルで、中国(4412ドル)の9.6倍にのぼる。 中国の09年の1人当たりのGDPは3678ドルで、213カ国のうち124位。

新華社通信は中国農村の劣悪な現実を報道しながら、「国は豊かになったが、国民はまだ貧しい」と伝え、「国富民窮ジレンマ」を強調した。一部のメディアは国連の貧困標準(一日1ドル以下で生活)にも満たない中国人がまだ1億5000万人もいるという点を浮き彫りにした。

中国青年報は中国社会科学院の学者の言葉を引用し、「GDPが世界2位というのは経済規模がそうだという意味であり、中国の国力が世界2位になったのではない」とし「1820年当時、中国(清王朝)のGDPは英国の7倍にもなったが、わずか20年後、阿片戦争で英国に敗れた」と強調した。

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