平壌を緊張させたM革命の逆説
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.02.15 17:06
北朝鮮がエジプト市民革命に対して沈黙を守っている。官営通信・放送や労働新聞は先月25日に始まったエジプト反政府デモについて14日まで全く報道していない。
政府関係者は「ムバラク大統領-金日成(キム・イルソン)主席間の個人的な親密を超えた両国間の伝統的な関係が考慮されているようだ」とし「その裏にはエジプトの‘M(モバイル)革命’が及ぼす影響があるのかもしれない」と述べた。
皮肉にも北朝鮮で携帯電話を開通させた通信会社はエジプトのオラスコムだ。金正恩(キム・ジョンウン)後継体制の歴史的イベントである105階の柳京(ユギョン)ホテル完工作業も同社が引き受けている。オラスコムは08年12月、北朝鮮の携帯電話通信網事業を独占し始め、昨年は通信網をすべて3Gに変え、平壌(ピョンヤン)のほか約10都市に使用権益を拡大した。