<口蹄疫>埋却地から発生する浸出水対策に数百億ウォン…汚染物質が懸念
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.02.15 11:06
口蹄疫を防ぐため300万頭を超える牛・豚が全国およそ4200カ所に埋却された。埋却地から発生する浸出水が環境問題につながるという懸念が次第に強まっている。特に有機物や窒素など汚染物質が多く含まれる浸出水で飲料水源が汚染されるのを防ぐためには、数百億ウォンの費用が追加で必要になると予想されている。
最近、環境部は漢江(ハンガン)上流地域を対象に口蹄疫埋却地32カケ所を調べた結果、浸出水が流れ出る場合、河川と飲料水源の汚染が懸念されるところが11カ所にのぼる、と明らかにした。また先月、慶尚北道(キョンサンブクド)洛東江(ナクトンガン)上流地域の埋却地に対する環境部の調査でも、89カ所のうち22カ所が浸出水による汚染の遮断が必要と把握された。埋却地の3割に遮断壁を設置しなければならない状況だ。
このように多くの埋却地で浸出水漏出が予想されるため、環境部は埋却地と河川の間に遮水壁を設置し、浸出水が河川に流れるのを遮断することにした。遮断壁はシートパイル(sheet pile)を打ち込んだり、コンクリートグラウティング方法などが考慮されている。シートパイル工法は土の中に幅40-80センチの鋼鉄板を打ち込むことをいう。土の中の岩盤層まで深く‘鉄壁’を積み、浸出水の流れを遮断する方法だ。