新幹線、47年間で脱線わずか1回…「安全最優先」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.02.12 10:28
04年10月23日、東京を出発して新潟に向かう新幹線「とき325号」が脱線する事故が発生した。当時、新潟にはマグニチュード6.8の地震が発生、時速210キロで走っていた新幹線は3.5キロをさらに走り、10両のうち8両が線路を逸脱した。しかし乗客151人のうち犠牲者は1人もなく、目立った車両の破損もなかった。
1964年の新幹線開通後40年目にして初めて発生したこの日の脱線事故は、新幹線の安全性を世界に知らせるきっかけとなった。その後も新幹線は一度も脱線事故を起こしていない。地震や強風などの自然環境に対応して早くから地震早期感知システムを整えるなど、万一の事態に備えているからだ。新幹線に搭載された「先端地震感知システム」は列車地震計が、震度4以上を感知した瞬間、ブレーキ装置が自動で作動する。