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「福祉予算、一度始めれば後退はない」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.02.02 11:47
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「各個戦闘のようなものだ。福祉予算は一度始めると後退はない」。

国会予算政策処のムン・ジョンヨル社会予算分析チーム長(51)の指摘だ。ムン氏は04年の予算政策処発足当時から予算分析をしてきた。最近の無償福祉論争について「お金がさらにかかるなら社会的な合意が必要であり、現在の財源の範囲内で内容を充実させることが必要だ」と述べた。

 
--福祉事業の重複がどの程度か。

「政府部処であれ、機関であれ、それぞれ自分たちで勝手にやっている。雇用事業は以前に保健福祉部と雇用労働部が主にしていたが、文化体育観光部(文化バウチャー事業)や環境部など全部処が絡んでいる」

--重複費用も相当あるようだ。

「他の部処が何をしているのかもよく分かっていない。誰かが中心になって調整し、ノウハウを伝授して努力するべきなのに…」

--なぜそうなるのか。

「長官・団体長の誇示的な事業が多い。事業が一度始まれば、非効率的であるにもかかわらず、なくなるケースはほとんどない。政府や政党が大きな関心を抱いていることを示すためにそうなっているようだ。お金が重要かつ必要なところに使われない理由の一つだ」

--ポピュリズムではないのか。

「大衆に良く見られようとするのは本能だ。それをろ過する必要がある。事業経験が少なく、大まかだ。

執行形態を類型化し、連携型に進まなければいけない。時間を十分にかけて精巧に行われなければならない」

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