24年間にわたり母親の死亡の事実を隠し報勲給付金…ニセ貧困層を大挙摘発
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.01.31 09:52
「20年間調査は一度もしていませんでした。とてもいい加減でした」
光州(クァンジュ)東部警察署のチョン・ヒソク警査はこう言って舌打ちした。彼が指摘するのは光州地方報勲庁。チョン警査は24年間にわたり母親の死亡の事実を隠し1億6000万ウォンの報勲給付金を受け取っていた容疑者(60)を立件した。容疑者は叔母を母親だとだまして住民証の再発給を受け、毎月100万ウォン以上の給付金をもらっていた。容疑者は海産物の代理店を運営している。
どうしてこうしたことが可能だったのだろうか。光州広域市の報勲給付対象者は1万2000人(2010年末)だが、担当職員は1人だ。管理がしっかりとされるわけがない。光州報勲庁関係者は、「報勲対象者が増え続けており、にせ物かどうかをいちいち確認することはできない」と話す。