無気力な日本…国債格下げに菅首相「疎いので…」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.01.29 11:29
日本の菅直人首相は当惑した表情だった。米格付け会社スタンダード&プアーズ(S&P)が27日、日本の国債をAAからAA-に格下げしてから30分が過ぎていたが、菅首相は事態をきちんと把握していなかった。AA-に落ちたのは02年以来初めてだ。にもかかわらず菅首相は、記者が政府対策を尋ねると、「いま初めて聞いた。そういうことに疎いので、改めてにしてほしい」と答えた。
ウォールストリートジャーナル(WSJ)が28日、「国債格下げは経済問題と同時に政治問題の結果。参院の与小野大と政府与党内の分裂で財政赤字問題を解決する政治的な戦略がないため」と指摘したが、まさにその通りだった。国政運営に対する日本政府の無気力と無ビジョン、リーダーシップの不在を象徴的に見せる部分だ。菅首相の発言に対し、野党は「首相の資質が不足している」としながら蜂の群れのように立ち上がった。菅首相は28日の国会で、「情報が入っていなかった」と釈明した。