【社説】時代錯誤的な「韓米ミサイル指針」 必ず改めるべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.01.20 09:07
ミサイルに関する限り、北朝鮮が博士課程の大学院生なら、韓国は小学生だ。時代錯誤的な足かせのためだ。01年に改定された「韓米ミサイル指針」によると、韓国は射程距離300キロメートル、弾頭重量500キログラム以上の軍事用弾道ミサイルを開発・保有できない。北朝鮮は米国本土を狙った大陸間弾道ミサイル(ICBM)まで開発している。安保環境が変われば指針も変わらなければならない。この問題をめぐり、政府が米国と交渉中という。遅れた感はあるが、幸いだ。この機会に必ずミサイルの足かせを外すか、大幅に緩和する必要がある。
北朝鮮は韓国を狙った射程距離300-500キロの短距離ミサイル、スカッドB、Cミサイル700基余りを実践配備している。射程距離1300キロのノドン、3000-4000キロのムスダンまで実戦配備を完了した。長距離ミサイルの開発にも熱を上げ、98年にテポドン1号を試験発射したのに続き、06年と09年にはテポドン2号まで試験発射した。10年間で射程距離を2倍に増やすほど開発ペースが速い。「5年以内に北朝鮮が米本土まで到達するICBMを開発する可能性がある」という最近のゲーツ米国防長官の発言は意味深長だ。固体燃料の使用、正確度の向上も、私たちにとって大きな脅威に違いない。すでに実践配備したミサイルをこのように新型化していけば、その威力が増すからだ。