<日本人韓流ファン失踪>垂れ幕掲げビラも配り…女性団体も乗り出す
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.01.14 12:03
13日午後4時、江原道江陵市注文津邑(カンウォンド・カンヌンシ・チュムンジンウプ)の注文津灯台前の海岸。昨年1月に失踪した棚橋えり子さん(59)の足跡を探しにきた娘の棚橋まどかさん(39)とひなとさん(29)の姉妹は意外な人と出会った。彼女たちがここに来るとの知らせを聞いた注文津女性団体協議会のキム・セヨン会長(47)と6人の会員だった。キムさんは姉妹の手を握り、「お母さんはどこかに必ず生きている。関心を持ち続けお母さんが見つかるよう努力したい」と慰労した。姉妹も何度も韓国語で「コマッスムニダ(ありがとう)」と感謝の意を伝えた。長女のまどかさんはこの辺りの波の高さについて尋ね、「ときどき大波がある」というキムさんの説明に、「私たちも海岸に住んでおり事情はよくわかる」と答えた。
注文津女性団体協議会はこの日、「韓国で失踪した日本人韓流ファンを捜しています」という垂れ幕も掲げた。垂れ幕には棚橋さんの写真と人的事項もともに掲載した。協議会の会員らは姉妹から20枚のビラを手渡され、周辺の商店街などを回った。キムさんはビラをさらに作成し、灯台周辺の刺身屋を中心に配布して棚橋さんを捜すと姉妹と約束した。注文津邑も同じ内容の垂れ幕を中央灯台前の海岸に掲示した。
江原道の李光宰(イ・グァンジェ)知事がツイッターで「えり子さんを捜してほしい」と書き込むと、ネットユーザーから熱い反応が返ってきた。100人以上がこの内容を自身のツイッターに転載し広めた。「きっと見つかることを願ってます」(@4the9time)、「早く帰ってきますように」(@blackbeanjelly)、「だれにとっても家族は大切な存在です。どうか早く会えますように」(@girugi0312)、「どうか無事に家族のもとに帰ってくることを祈ります」(@sangmin-jung)など、ツイートで広まりながら母子の再会を祈った。