韓国人、小型車が好きでもなぜ買わない?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.01.07 17:16
韓国と日本の道路で見られる自動車風景のうち最も大きな違いは何だろうか。デザイン・色・製造国などさまざまな意見が出てくるかもしれないが、私が思うのは自動車の大きさだ。日本は「小型車の天国」という言葉にふさわしく、小型車の比率が絶対的に高い。日本の自動車販売台数全体の60%以上を占めるのが軽自動車を含む小型車だ。当然ながら、道路を走りながらすれ違う車も小型車が多い。一方、韓国で最もよく売れる車は中型車だ。2000cc程度の中型車が販売1位モデルを占めることが多い。韓国も日本も燃料費が高く、駐車空間が不足しているのは同じだ。自動車をめぐる諸般要件が似ているにもかかわらず、韓日両国の自動車市場はこのようにはっきりと差がある。
韓国消費者が中型車を好む理由には大きく2つ挙げられそうだ。まずは広い室内空間とトランク、静粛性など車の機能的な要素で中型車が小型車よりも優秀だという点だ。二つ目は所有している車とその車を運転する人の社会的地位を同一視する心理的な要因だ。言い換えれば、韓国は自動車を購入する時「格式」を考える市場であるため、消費者が小型車より中型車を好む。