中国が北朝鮮の羅先経済特区に力を注ぐ理由(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.01.07 10:53
羅先経済特区を対日本・東南アジア輸出入の窓口として活用するという意図が見える。中国の東北3省が利用できる港は現在、大連港・丹東港の2カ所にすぎない。しかし両港には物量があふれている。中国が代替港を羅先港に見いだした可能性が高い。
特に吉林省と黒龍江省の場合、大連・丹東港よりも羅津港に近い。琿春-大連港は距離が1300キロだが、琿春-羅津港は93キロにすぎない。中国政府が羅先経済特区に力を注いできた理由だ。中国が東北3省の開発計画「長吉図(長春-吉林-図們)開発・開放先導区」事業に琿春-羅津港の高速道路建設を含めたのは、その延長線上にある。