“文学青年”辛格浩会長、『若きウェルテルの悩み』に感銘して「ロッテ」命名(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.01.05 11:10
海外のホテルの客室に入ると、よく聖書やパンフレットが置かれている。ところが今月中旬から、ロシア・モスクワにあるロッテホテル400室、国内ロッテホテル7カ所の全客室では、聖書とともにゲーテの小説『若きウェルテルの悩み』の英文版を目にすることになる。ロッテホテルはこの本1万部を準備し、3日、韓国とロシアのホテル客室、全職員に配布し始めた。
『若きウェルテルの悩み』に登場する女主人公の名前はシャルロッテ。「ロッテ」グループの名前は、文学狂だった辛格浩(シン・ギョクホ)会長(88)がこの本に感銘を受け、「シャルロッテ」にちなんで付けたのだ。客室に置かれる『若きウェルテルの悩み』の序文には1枚分量のロッテグループの由来を入れて、本を読む海外の顧客にもこれが分かるようにした。これは「ロッテ=流通=内需産業」の輪を断ち切ろうとする辛会長の思いを象徴的に見せている。