米中が真のG2なら(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.01.04 17:36
新年初日のニューヨークタイムズに掲載されたニコラス・クリストファーのコラム、「平等、霊魂の真の糧食」(Equality,a true soul food)は興味深かった。 英国の著名な疫学専門家リチャード・ウィルキンソンの研究結果に基づき、不平等は凶悪犯罪、麻薬中毒、未成年者妊娠、中途退学、心臓病、精神病、肥満など各種社会・身体的病理現象の主犯だと彼は指摘する。 最上位の1%が持つ財産が下位90%が持つ財産をすべて合わせたものよりも多いほど深刻な米国の経済的二極化現象を解消できなければ、米国はさらに多くの刑務所と精神病院を建て、さらに多くの警察官を雇用するしかないということだ。 新年劈頭からこうしたぞっとするようなコラムを書くとは、米国社会の不平等問題をどれほど深刻に感じているのだろうか。