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成人女性1000人中42人が「性的暴力を経験」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.12.29 08:56
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チョンさん(27)は26日、インターネットチャットで知り合ったイさん(24・女性)をモーテルに誘引し、一緒に酒を飲んで2回性的暴行をした容疑で警察の調査を受けている。この事件はチョンさんがトイレに行ったすきにイさんがモーテルを抜け出し警察に通報したことで明らかになった。チョンさんは前にも同様の手法で犯罪を犯したことがあるという。韓国性暴行相談所にはこの1年に1481件の性的暴力の被害相談が受け付けられた。2000年以後性的暴力相談件数は減っているが、毎年1000件を越えている。

こうした傾向を反映するように成人女性1000人のうち42人の割合で強姦、または強姦未遂の被害を受けたという調査結果が出た。延世(ヨンセ)大学社会福祉研究所が女性家族部の依頼を受けて成人女性1583人を面接調査したもの。これによると20人が強姦、53人が強姦未遂を経験したと答えた。このうち両方とも経験した人は10人だった。性器への接触や愛撫などの激しいセクシャル・ハラスメント被害者は109人だった。

 
研究所は被害類型別に加重値を付与し、地域別人口を考慮して女性1000人当りの被害数値を算出した。こうして強姦・強姦未遂は42人、激しいセクハラは73.2人となった。わざと相手の身体の一部を触ったり体を密着する軽いセクハラを体験した女性は1000人当り289.9人だった。いたずら電話被害者が527人で最も多かった。

また、この1年間被害を受けた人だけを見ると、1000人当りの強姦・強姦未遂は5.1人で、2007年の2.2人より大きく膨らんだ。しかし、強姦・強姦未遂被害を受けた人のうち12.3%しか警察に通報していないことがわかった。強姦・強姦未遂・激しいセクハラを犯した男性10人のうち8人が被害者がよく知っている相手だった。また、強姦加害者の15.4%は家族や親戚だった。

成人女性の35.6%は日常生活で性的暴力にあうのではないかという恐れを感じると答えた。

女性家族部はこの日、夫婦暴力実態調査結果を発表した。延世大学社会福祉大学院が全国3800世帯を調査したところ、昨年国内の65才未満の夫婦の6組に1組(16.7%)で身体的暴力が発生した。悪口・威嚇・侮辱など精神的暴力(42.8%)、生活費を与えないなどの経済的暴力(10.1%)、性虐待(10.4%)、病気の配偶者放置などの放任(30.5%)も多く発生した。


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