「核戦争、核惨禍、核聖戦」…金正日が“核ゲーム”開始(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.12.27 15:20
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長と後継者の金正恩(キム・ジョンウン)労働党中央軍事委副委員長、軍部の核心らがクリスマスイブの24日、異例にも宴会を開いた。 金委員長の最高司令官推戴19周年を迎えてだ。 これまで金正日の最高司令官推戴記念中央報告大会は開かれていたが、宴会は01年に人民武力部が主催して以来9年ぶりだった。 金正日の宴会出席は初めてでもある。 朝鮮中央通信は、李英浩(リ・ヨンホ)軍総参謀長が演説し、宴会出席者らが金委員長の「健康」のために乾杯をした、と伝えた。
専門家らは「5周年の倍数でないにもかかわらず金正日親子が出席して宴会が開かれた点は注目される」と話す。 北朝鮮の天安(チョンアン)艦爆沈(3月26日)と延坪島(ヨンピョンド)攻撃(11月23日)、ウラン濃縮施設の公開、金正恩(キム・ジョンウン)党中央軍事委副委員長の就任など、今年1年間の活動を総決算する意味があるということだ。 政府関係者は「この日の宴会は通常兵器を通した対南攻撃と核能力誇示という2つのトラックを一度に稼働した北朝鮮軍部の自祝宴であり、来年初めの金正日の本格的な核ゲームを控えて開いた団結大会の性格が強い」と話した。