【時視各角】北朝鮮の権力継承、米中間の覇権継承(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.12.21 17:30
英国から米国に世界の覇権が移った前回の承継は平和的だった。 米国は自然に覇権を握ることになったが、‘やむを得ず’覇権という権利と責任を請け負った感もある。
覇権をめぐる米中関係も平和的かもしれない。 米国の覇権が延長されたり、米中が覇権を共有したり、中国が覇権を平和的に握ることになるかもしれない。 覇権というものが無意味な世の中が到来するかもしれない。
平和的な覇権承継のためには時間が必要だ。 中国が政治的・経済的に成長し、米中で協力関係が発展するために必要な時間だ。 そのため中国は機会があるごとに覇権を追い求めないということを明言してきた。 その時間を今、北朝鮮が奪おうとしている。 北朝鮮は社会主義権益内のソ連と中国の覇権競争を利用して利得を得てきた。 北朝鮮はいま、内部的承継の危機に米中間の承継危機を絡めて政権延長を試みている。