延坪島打撃負担を感じた北朝鮮、勝算ある「奇襲挑発」を狙う
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.12.21 15:33
20日、韓国軍の砲射撃訓練に対して何の対応も行わなかった北朝鮮は、訓練が終了して3時間後に、官営宣伝メディアを通じて立場を表明した。 金正日(キム・ジョンイル)が司令官としている最高司令部名義の報道文を通じて北朝鮮は、今回の訓練を「体面を維持するための宣戦用挑発」と位置づけ「いちいち対応する一顧(いっこ)の価値も感じなかった」と明らかにした。 わずか3日前、南北将軍級会談北朝鮮側団長が「訓練を強行すれば、予測不可能な2次、3次の自衛的打撃が加えられるだろう」と脅したこととは明らかな差がある。
政府当局と専門家らは、北朝鮮が追加挑発すれば、得るものよりも失うものが多いという実利的判断を下したものと分析している。 軍の関係筋は「わが軍が精密打撃武器で武装したF-15KおよびKF-16戦闘機、多連装ロケット(MLRS)や新型対砲兵レーダーなど、完璧な対北抑止力を備えた状況で、北朝鮮はたやすく対応できなかったのだろう」とした。 在韓米軍の兵力も訓練を支援している状況が負担になったという解釈だ。