【社説】済州海軍基地、これ以上遅らせることはできない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.12.16 18:02
済州道(チェジュド)の南側海域は国家の死活がかかった戦略的要衝地だ。韓国の輸出入品の大半がここを通過する。韓日中間の海上主権が激しくぶつかる海域でもある。海軍第3艦隊が南海防御を担当するが、母基地を釜山(プサン)とするため、緊迫した状況に対応するのには限界がある。このため国防部と海軍は済州道に海軍基地の建設を模索してきた。本格的な推進は02年7月、金大中(キム・デジュン)政権当時に着手された。
敷地の選定と妥当性をめぐる5年間の議論の末、07年5月、西帰浦市大川洞(ソギポシ・デチョン)江汀(カンジョン)村を候補地に決めた。その後、江汀浦の東側52万平方キロに2014年まで約1兆ウォン(約750億円)を投資し、戦略機動艦隊基地を建設する計画が発表された。艦艇20余隻と15万トン級クルーズ船舶2隻が同時に係留できる「民・軍複合型観光美港」として建設するということだ。