クローリー次官補「北のウラン施設は寧辺以外にもある」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.12.16 09:44
北朝鮮がこのほど米国の民間核専門家らに公開した寧辺(ヨンビョン)のウラン濃縮施設のほかに最低でも1カ所以上の別のウラン濃縮施設を保有しているとの見方を米国務省が明らかにした。先月北朝鮮を訪問したスタンフォード大国際安保協力センター所長のヘッカー博士らが見たウラン濃縮施設が、北朝鮮が保有するさまざまな施設のうちのひとつにすぎなかったという判断だ。
クローリー国務次官補(広報担当)は14日、北朝鮮のウラン濃縮問題と関連し、「最近北朝鮮の公開を通じて米代表団が見たウラン濃縮施設は何もない状態から突然現れたのではないという事実を私たちはよく知っている」としてこのように話した。彼は、「これは最低限他の1カ所でウラン濃縮作業が行われているということを確実に反映する。そのためウラン問題は相当に懸念すべき事案として残されている」と指摘した。
クローリー次官補のこうした発言は、「北朝鮮の3~4カ所にウラン濃縮施設がある」という韓国の一部メディア報道について確認を要請する質問に対する返事だった。彼は「情報事項については話さない」としながらも「こういう種類の北朝鮮の活動に対する懸念が長い間確かにあった」と説明した。