【社説】韓半島事態に便乗、日本は自衛隊の役割拡大に動くのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.12.14 11:20
北東アジア情勢が緊迫している。中国の浮上と米国のけん制という大きな枠の中で、北朝鮮の変数が新たな動因として作用する様相だ。中国が北朝鮮側に立ち、朝中対韓米日の新冷戦的な対立構図が可視化している。特に日本の素早い対応が目につく。延坪島(ヨンピョンド)攻撃など北朝鮮の相次ぐ挑発による韓半島情勢悪化に便乗し、自衛隊の役割強化の動きが加速している感じだ。
日本は来年から2015年まで適用される「新防衛計画大綱」を近く発表する予定という。動的防衛力概念の導入が核心という点で注目される。その間、日本は「専守防衛」という自衛隊の目的に合わせて、周辺地域に不安定要因にならない最小限の防衛力だけを備える基盤的防衛力概念を維持してきた。しかし2011年からは動的防衛力の概念を導入し、自衛隊を地域的に柔軟かつ幅広く運用するということだ。何よりも、韓半島事態を念頭に置いて自衛隊の活動範囲を拡大するという意味と解釈される。