【社説】北の挑発に「自衛権膺懲」を合唱した韓米合同参謀本部議長
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.12.09 12:09
韓米の合同参謀本部議長は8日、北朝鮮の挑発がある場合、交戦規則に拘束されず、韓国軍が地上戦力はもちろん、空軍力と海軍力を動員して報復することで一致した。必要な場合、在韓米軍もこれを支援することに合意した。また北朝鮮が今後さまざまな形で局地挑発を敢行する可能性が高いと評価し、これを抑制するための「局地挑発対応計画」を全面的に補完することにした。今回の合意は、天安(チョンアン)艦爆沈や延坪島(ヨンピョンド)砲撃に韓国軍が効果的に対応できないという問題点を解消するためだ。
遅れた感はあるが、今回の合意は交戦規則や停戦協定よりも自衛権の行使が優先されるという金寛鎮(キム・グァンジン)新国防長官の指針を公式に追認したものであるため、その意味は大きい。これを受け、韓国軍はその間、全面戦争への拡大を懸念して北朝鮮の挑発にも消極的に対処してきた慣行から抜け出し、より強力かつ断固たる報復ができるようになった。