現代車、関税を避けるため米国工場拡張を検討(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.12.06 15:01
米国が発動できるセーフガード(緊急輸入制限措置)を避けるためにも現地生産が有利だ。 現在8%程度の現代・起亜車の米国市場シェアが10%程度に高まれば、米国がいかなる方法であれ対応に乗り出すという観測がある。 国内自動車企業の役員は「重要なのは、政府が今後、後続モニタリングを徹底的にすることだ」とし「米国が世界貿易機関(WTO)の関連規定を拡大解釈したり、セーフガードを使用する兆しが表れれば、『FTAまで締結してそれでは困る』と強い態度で出なければならない」と話した。
GM大宇(デウ)は「ジェントラ」など小型車を年間4万-5万台ほど米国に輸出しているが、来年からはシボレーブランドを輸入する予定であり、韓米FTAに中立的な立場だ。 さらに自動変速機など部品の輸出が増えるため、損失につながることはないという計算だ。 ルノー三星(サムスン)と双竜(サンヨン)車は北米への輸出がない。