エメリヤーエンコ・ヒョードル（３４）が、暫定的に活動を中断した崔洪万（チェ・ホンマン、３０）に激励のメッセージを送った。

ヒョードルは２８日、自身が所属するＭ－１チャレンジの広報のため妻マリーナと一緒に訪韓した。２９日に日刊スポーツ本社を訪れたヒョードルは、過去に対戦した崔洪万が暫定的に選手活動を中断しているという事実に、同じ格闘家として率直に心情を語った。

ヒョードルと崔洪万は０７年１２月３１日、「やれんのか！大晦日！」で対戦した。立ち技スタイルのＫ－１ルールで試合をしてきた崔洪万が、ＰＲＩＤＥルールの最強者ヒョードルと対戦するという点で大きな関心を集めた。当時、崔洪万はヒョードルからテイクダウンを奪ったが、アームバーを決められてＴＫＯ負けした。両選手は試合後に抱き合った。ＭＭＡデビュー戦で敗れた崔洪万はヒョードルとの再戦を望むという意向を明らかにしたこともある。

ヒョードルは崔洪万の状態について尋ね、「体格条件が非常に良い選手で印象的だった。そのような選手が試合に出られないというのは胸が痛む」と語った。崔洪万は０８年に脳しゅよう除去手術を受けてから不振に陥り、０９年のミノワマン戦以降、リングから離れている。ヒョードルは「早く完治して戻ってきてほしい。たとえ戻れないとしても、健康に大きな問題がないことを望む」というメッセージを伝えた。

「氷の皇帝」と呼ばれるヒョードルはどんな状況でも冷静を失わないことで有名だ。ヒョードルは「私の冷静さは普段からスポーツを通して磨いてきた。いつも祖国のロシアを代表するという気持ちで試合に臨んでいるが、それが私を落ち着かせているようだ」と説明した。


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