韓国貿易協会は２９日、今年の韓国の輸出が過去最大を記録して世界７位となり、来年の貿易規模は１兆ドルを越えるとみられると明らかにした。

貿易協会は第４７回貿易の日を控え、発表資料を通じ韓国の輸出が今年１～１０月に３８１９億ドルとなり、昨年同期より３０％増加したと明らかにした。年末までに輸出は昨年より２８％増の４６６０億ドルに達する見通しだ。昨年の輸出額は世界９位だった。貿易黒字も今年は４２０億ドルに達し、過去最大になると推定した。

貿易協会はこのような過去最大の実績は、世界的金融危機の余波、南欧の財政危機、為替相場問題など厳しい輸出環境の中でも相対的に善戦した成果だと説明した。先進国市場のＩＴ、電子製品、自動車需要回復で半導体、液晶パネル、自動車部品輸出が好調を示したためと分析した。

来年は世界経済の回復傾向が鈍化するが、新興市場の成長の勢いが続くことで輸出５１６０億ドル、輸入４８５０億ドルに達し、初めて“貿易１兆ドル”時代に進入する可能性が大きいとの見通しを示した。このためには欧州連合（ＥＵ）、ペルーとの自由貿易協定（ＦＴＡ）発効とともに、主要２０カ国（Ｇ２０）首脳会議にともなう“コリアプレミアム”を積極的に活用すべきと分析された。


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