<北、延坪島 挑発>「民家5棟が吹き飛ばされる…こんな状況は初めて」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.11.24 10:10
23日午後2時34分。延坪島(ヨンピョンド)には「ドン、ドン、ドン」と20発の砲撃音が鳴り響いた。砲弾が落ちたところには真っ赤な炎が上がった。休戦ラインから3.4キロメートル離れた延坪島はあっという間に戦場に急変した。砲声は午後3時42分まで続いた。100発余りの砲弾が延坪島に落ちた。延坪面中部里(ヨンピョンミョン・チュンブリ)に住むキム・グァンチュンさん(52)は、「旅客船埠頭に出かけたら砲弾音がし、あっという間に東部里(トンブリ)と中部里が火の海になった」と話した。また、「あっという間に家5軒が吹き飛んで行った。こういう戦争状況は生まれて初めて見た」と付け加えた。
北朝鮮軍の爆撃で延坪島にあるテソン商会・ヘソン旅館・農協・面倉庫・歴史館などを含む住宅21軒が燃えた。このうち5軒の住宅が直接砲撃を受け原形をとどめないほどにになった。砲弾が落ちた跡は島内のあちこちに刻まれた。住民のパク・チョルフンさん(54)は、「砲弾が道路に落ちたのか、道路のまん中が10センチメートルほどえぐられた、周辺には40~50センチメートル大の砲弾の破片も落ちている。これに当たっていたら即死しただろう」と話した。