【噴水台】 飲酒面接
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.11.15 15:41
酒をよく飲むのが美徳であることもある。 酒量がある席を得たり保持するのに有用な場合がそうだ。 北朝鮮の人も同じ民族なので酒飲みがかなりいるようだ。 南北首脳会談の北側警護員出身で韓国に亡命したホ・ヘイルが著書『北朝鮮瑶池鏡』で伝える逸話一つ。 「北朝鮮政府の隷下機関に‘酒飲み幹部’があった。 一度に人参酒8本(酒精40%、750ミリリットル)を飲む。 強い酒6リットルを飲んでも何ともなかった。 この幹部は酒に強いということでアフリカのある国に大使として派遣される。 斗酒猶辞せず型のその国の大統領が酒量を基準に各国大使を待遇するのを勘案した措置だった」。大使になった彼の一声は「党が望むならこの体が死ぬまで飲む」だったという。
昔、酒飲みの王に仕えた臣下は、かなりの酒を飲めなければまさに苦痛だったはずだ。 中国五代十国時代のビンの王・王延羲は、酒を大量に飲み、臣下らは一緒に飲むと手に負えなかった。 しかし泣き言を言ったり飲むのをやめた臣下は殺されたりもした。 朝鮮時代の太宗も宴会で自分より先に酔ってしまう者は官職を返すべきだと叱ったりした。 酒を飲めない臣下も酒杯を手にして耐えなければならなかったという。