「韓国の経済成長は、世界のどこにも希望のない国が存在しないことを証明した」。アフリカ国家の利益を代弁するために主要２０カ国・地域（Ｇ２０）ソウル首脳会議に出席したエチオピアのメレス・ゼナウィ首相が１１日、韓国の発展に敬意を表した。

ゼナウィ首相はこの日、ソウル小公洞（ソゴンドン）ロッテホテルで開かれた「アフリカの経済発展とアジア国家との経済協力」というテーマの講演で、「韓国の経済開発経験を共有することはアフリカにとって大きな贈り物」と述べた。

Ｇ２０国家でないエチオピアのゼナウィ首相は、アフリカ連合（ＡＵ）傘下の経済協力プログラム「アフリカ開発のための新パートナーシップ」（ＮＥＰＡＤ）の議長資格で１１－１２日、Ｇ２０ソウル首脳会議に出席した。

ゼナウィ首相は「１９６０年代、多くのアフリカ国家が独立した当時、韓国は戦争直後で経済的に厳しい時期を迎えていた」と振り返った後、「しかし５０年が過ぎた今、韓国は先端技術で武装した一方、韓国より良い暮らしをしていたアフリカ国家には変化がない」と評価した。

また「現在、世界の国々がアフリカ開発に自国のモデルを移植しようとするが、韓国はアフリカ国家のように長期の援助を受けただけに、アフリカに適した開発モデルを提供できるだろう」と述べた。 ゼナウィ首相は「貧困を経験した韓国のモデルが韓・アフリカ関係の基礎になるはずだ」とし「韓国がアフリカを支援し、グリーン成長など世界の経済秩序に新しいパラダイムを作ることを願う」と期待を表した。

ゼナウィ首相は「今回のＧ２０ソウル首脳会議で、世界的な剰余資本と人材がアフリカで活用されることを要請する」とし「剰余資金がアフリカに転換されれば、世界が現在直面している問題の相当数が解決され、これを通じてアフリカは経済問題の原因ではなく解決策になるだろう」と強調した。 また「今回の会議が史上初めて最貧国の成長と開発を議題に含んでいるという点が何よりも重要だ」とし「主導的な役割をした韓国に感謝の意を伝えたい」と述べた。


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