－－電気自動車は成功するのか。

「価格競争力による。 バッテリーが最も大きな比重を占める。 ２０１５年には中型電気自動車のバッテリー価格が５０００ユーロ（約６０万円）水準になるが、これをさらに落とすために努力している。 三星ＳＤＩは大量生産の面で専門性を、ボッシュはシステム統合の面で専門性を保有しており、良いパートナーと考えている」

（※この日の竣工式に出席した崔治勲三星ＳＤＩ社長も「入札から受注、工程ラインまで備えるのに普通３年かかるが、それを２年で終えた。ライバル企業より３年遅く始めたが、三星ＳＤＩの電池事業ノウハウとボッシュの技術的な信頼が調和し、ＢＭＷとクライスラーがわれわれの製品を注文した」と述べた）

－－電気自動車が真っ先に普及すべきところは。

「まだ電気自動車は走行範囲が限られ、充電インフラも不足している。一日平均２０キロ未満を走るソウルなど大都市に魅力的だ。 こうした大都市から普及し始めなければならない。 居住者５００万人以上の大都市は２００７年の４９都市から２０２５年には７５都市に増えると予想される」

－－従来のガソリン・ディーゼル車にもエコ技術が導入されているが。

「エコカー時代を迎え、市場の流れが電気自動車に進行しているが、効率的な燃費のガソリンとディーゼルエンジンの需要も増えている。 直噴システムとダウンサイジング、ターボチャージャー技術などを通して燃料の消費を３０％以上減らすことができる。 近いうちに１リットルで３３キロほど走行する中型車も登場すると考えている」


ボッシュ会長「一度の充電で２０侂キロ走る電気自動車を出す」（１）