「略奪図書の引き渡しは日本が誤ちを認めるという意味」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.11.09 10:06
日本政府が韓半島から搬出された図書1205冊を引き渡すとした決定に対し、韓国内文化財専門家たちはひとまず歓迎ムードだ。文化財返還をめぐるこれまでの努力が実を結んだという評価だ。
しかし帝室図書と経筵が今回の対象から除かれるなど、具体的に十分でないという意見も挙がっている。檀国(タングク)大学史学科キム・ムンシク教授は「壬辰倭乱のときに持って行ったものといわれる経筵図書が相対的に重要な資料に含まれていないため、儀軌を除き、事実上、学術的に重要な本はあまりない」とし「奎章閣(キュジャンカク)図書リストのうち、唯一本が含まれているかがカギ」と話した。