【近代の私生活】日本人に「賄賂」として渡った多数の文化財
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.11.08 16:44
強制併合4カ月後の1910年12月、李会栄(イ・フェヨン)6兄弟と親族60余人が荷物を持ってソウルを離れ、満州へ向かった。 9人の領議政と1人の左議政を輩出した「三韓甲族」の一家として、国の恩恵を返すためにすべてのものを捧げるという覚悟だった。 一家は離れる前に全財産を処分した。 家屋や田畑はもちろん、家内で代々伝えられてきた骨董や書画も持ち出して売ったり、処分した。 いつまた帰ってくるか分からない遠い旅に出る前、行路で面倒になる重い荷物、割れ物は持って行くことができなかった。