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「玩具会社の敵は少子化ではなく任天堂」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.11.02 18:30
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--プレイモービルとは、幼い頃に見た「プレイモービルは私の友達、私の友達、プレイモービル…」という広告の玩具のことか。

 
「プレイモービルは74年に設立されたドイツの会社が作った玩具だ。 2.5インチのフィギュア(模型)で世界の子どもの友達になった。 プレイモービルのフィギュアの顔には鼻がない。 子どもが人の顔を描く時、目と口だけを描くという点に着眼したという。 製品を作る時はフィギュアをまず作り、そのフィギュアが属する周辺環境を作る。 例えば患者や医師のフィギュアを作ってから病院を作るというようにだ。 みんなレゴと勘違いしているが、レゴはブロックだ。 レゴが組み立てる過程自体を楽しむとすれば、プレイモービルは組み立てを終えた後に役割の遊びする点に意味がある。 韓国ではヤング実業が80年代にプレイモービル国内製造・流通権を取得し、‘ヤングプレイモービル’という名前で売った。 ところが90年代、プレイモービル本社は品質が管理されていないという理由で各国に与えた製造権を回収した。 国内からプレイモービルが姿を消した。 2002年にIQボックスを通してまた入ってきた。 2007年には独占契約をした。 幼い頃にテレビの広告を見て育った世代が今はプレイモービルマニア層になっている。 国内キダルト(子どものような大人)市場で玩具は700億ウォン(約52億円、08年基準)程度になる。 国内プレイモービルの売上高に成人が占める比率は全体の4分の1水準になる」

--未婚で、 子どもがいない人が玩具事業をするのは、商品に対する理解が落ちるのではないのか。

「その論理なら、企業の半分は女性を社長にしなければならない。 IQボックスの子会社に‘インダストリー’がある。 一種のキッズカフェを経営するところだが、これがIQボックスとシナジー効果を生んでいる。 ここに私たちの玩具を置いて子どもの反応をチェックし、キッズカフェには差別化された玩具を置いて子どもの満足度を高めることができる」

--インダストリーキッズカフェはデパートに入っている。 経費を引いて利益が残るのか。

「坪当たりの収益を考えるなら、デパートは女性類で埋まってしまう。 玩具売り場は他の業種と競争にならない。 お金にならないので冷遇も受ける。 海外デパートの玩具売り場は韓国の5倍の広さがある。 ヨーロッパは1階の半分が玩具売り場になっている。 玩具博覧会が開かれる2月にはドイツのデパート1階のショーウィンドーも玩具が占める。 玩具売り場が十分に確保されていないため、キッズカフェが必要となる。 キッズカフェだけでいくら収益があるかを計算するのは意味がない。 キッズカフェはショッピングのためのインフラ施設だ。 07年3月に新世界(シンセゲ)百貨店京畿(キョンギ)店がオープンした当時、デパート側は300坪の児童施設空間の設置を希望した。 それを私たちが獲得した。 インダストリーのスローガンは‘ママには自由を、子どもには楽しみを(free for Mom,fun for Kids)’だ。 単にキッズカフェを運営するのではなく、母親と子どものための‘複合文化ビジネス’が私たちの事業目標だ。 幸い、デパート側も過去に比べてよく理解してくれている。 玩具売り場とキッズカフェがデパート収益全体に及ぼす関連効果についても考えてくれている。 韓国の所得水準が高まっているという理由もあるが、デパートのオーナーの子どもが3-7歳になっていることも理由ではないかと思う」

--今年の実績はどう見込んでいるか。(インダストリーを除いたIQボックスの昨年の売上高は41億ウォン)。

「10%近く成長すると予想している。 45億ウォン水準だ。 外形的成長よりも利益中心の中身のある成長をする。 従って収益が出ないデパートの店舗は撤収した。 オンラインショッピングモールを通した売上高の比率も増える見込みだ。 また、低価格の商品をディスカウント店に供給し、消費者が容易にIQボックスの玩具に接することができるようにしたい」


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