中国「レアアース問題は私たちが決める」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.10.22 11:45
日本、米国ヨーロッパ側が中国のレアアース(希土類) 輸出統制を批判すると、今回は中国官営メディアが待っていたかのように反撃に出た。世界需要の97%を供給する中国の「レアアース資源主権」を強調したことが核心だ。
中国共産党機関紙である人民日報は21日、電子版で「西側諸国が安いレアアースを供給せよと言いながら中国に不当で偽善的な要求をしている」と批判した。新聞は続いて「レアアースも商品なので中国が輸出量を決めることは当たり前の権利だ」とし、外部の干渉に不快感を隠さなかった。続いて「中国のレアアース埋蔵量は全世界埋蔵量の約30%にすぎない」とし「(西側諸国は)採掘費用が高いという理由でレアアース鉱山を閉鎖した自分たちをとがめるべきだ」と批判した。
新聞は米国に対しても報道した。「冷戦時代に米国は資源確保に対する根拠ない恐怖心のため錫を備蓄したが(誤った判断したせいで)これをなくすのに30年がかかった事例もある」と指摘した。