数日前インタビューしたグローバルメディアグループ・タイムワーナー傘下のターナーブロードキャスティングのアジア太平洋本部リンゴ・チャン副社長は「これから多くの動画コンテンツはモバイルテレビを通じて見る世の中になるだろう。モバイルテレビ用コンテンツは短くて（５～７分）、手軽に楽しめなければならない」と説明した。５分ごとに面白さが感じられるコンテンツでなければ競争できないというのだ。５０分のドラマやバラエティも短くて多くのカットに分けて５分ものでも１０分ものでもパッと見ればハマるものを視聴者が求めるという話だ。

韓国の女性グループがユーチューブ（動画専門サイト）ネットワークに乗って全世界でヒットし、新韓流を起こしている。リンゴ・チャン氏は「韓国的感性の教養娯楽物ならインド市場でも通じる」という。短くて強く視聴者の感性に訴えるコンテンツの力だ。

モバイルビッグバンが起きた時点に新韓流が脚光を浴びるのは偶然ではないのだ。新韓流は次世代の成長動力だ。雇用を新たに作り、限りない付加価置を呼び込む。さらなる海外市場で競争できるメディア輸出品だ。

新韓流が「メディアの三星電子」になるためには韓流スターだけでは弱い。産業と結合して短くて濃いメディア商品を大量生産することはもちろん、コンテンツをあっという間にオンラインに拡散できる販売網と組職を取り揃えたメディア企業と力を合わせなければならない。そんなメディア企業が必要なモバイル時代がやってきた。




【コラム】新韓流起こす韓国の女性グループ（１）