【グローバルアイ】中年層の文化ももてはやされる日本
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.10.19 17:13
東京・六本木。 ここは赤坂や青山のように外国人クラブや外国人が好む飲食店が多いところだ。 2003年に六本木ヒルズが建設された後、文化・ショッピング・エンターテイメントを楽しもうという若者の街に変わった。 夜になると若者が集まるクラブから流れてくるJポップやヒップホップ、R&B音楽で街は賑やかになる。
先日、知人の紹介で六本木の「ケントス」というクラブに行ってみた。 店の真ん中にある1950ー60年代のロックンロール舞台。 小さなテーブルが20個ほどあるだろうか。 40-50代のサラリーマンや中年女性が三々五々、舞台の前で音楽に合わせて踊っていた。 エルビス・プレスリーのように髪をオールバックにしたバンドのメンバーが演奏する曲はエルビス・プレスリー、ポール・アンカ、ニール・セダカなどビートルズ以前に登場したオールディーズ・バット・グッディーズだ。 ネクタイをした50代の男性が舞台の前で我を忘れてツイストを踊り、バンドの演奏に合わせて叫ぶ姿を見ていると、あたかもタイムマシンに乗って50年前に戻ったような錯覚に陥る。 この店は34年前に誕生した。 ディスコブームが世界に広がった80-90年代、あちこちにディスコがあふれた時代も「ケントス」は健在だった。 むしろオールドポップファンに支えられ、80年代半ばから全国39カ所に店を出した。 東京の40-50歳代のアジトは「ケントス」だけではない。 六本木の東京ミッドタウンに3年前にオープンしたクラブハウス「ビルボード」も中年層をターゲットにした店だ。 「ケントス」のすぐ隣で、ビートルズの音楽だけを演奏する「キャバンクラブ」や「アビーロード」などのライブハウスも連日、中年層の客でいっぱいだ。