韓国人２人を乗せた韓国漁船「クムミ３０５号」が９日にソマリアの海賊により拉致された事実が１７日に確認された。外交通商部によるとクムミ水産所属のカニ漁船「クムミ３０５号」（２４１トン）がケニア近海で操業中に海賊に拉致され、モガディシオの北側にある海賊らの拠点となっているハラデレに抑留された。聯合ニュースはケニアの船舶代理店関係者の言葉として、「クムミ３０５号が１６日夜にソマリア沿岸を南に移動し、１７日昼にハラデレから１８０キロメートル地点で移動を続けていることが船舶に取り付けられているＧＰＳにより確認したと伝えている。しかし最終目的地や移動の理由などは明らかになっていない。

漁船にはクムミ水産代表を務めている船長と機関長の２人の韓国人、中国人船員２人、ケニア人船員３９人の合わせて４３人が乗り込んでいる。外交通商部関係者は、「約１週間前にケニアの海上で韓国船舶が行方不明になったと連絡を受けた。外交通商部在外同胞領事局と駐ケニア大使館に対策本部を設置し対策をまとめている」と明らかにした。今年４月４日に大型タンカーがソマリアで海賊に拉致されたまま１９０日以上抑留され続けている状況でまたも韓国の船舶がソマリアの海賊に拉致されたことになる。

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