【社説】韓国の為替政策を批判する日本の居直り
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.10.15 08:31
菅直人日本首相が先日、衆議院で「自国の通貨価値を人為的に低く誘導するのはG20(主要20カ国・地域)の合意に背く。韓国と中国の責任ある行動を望む」と明らかにした。野田佳彦財務相も「韓国ウォンはいつも介入している」と非難した。さらに「G20議長国としてその役割が厳しく追及されるはず」という警告も付け加えた。韓国を事実上、為替レート操作国だと指摘し、悪意のある発言をしたのだ。
これに対し韓国の企画財政部担当局長が「他国の通貨政策について公開的に発言するなど考えられない」と抗議し、「日本側から『二度とこういうことがないようにしたい』という答弁を受けた」と明らかにした。しかし政府の釈明をそのまま信じることはできない。日本の首相と財務相が同時に韓国の通貨政策を問題視したのは決して偶発的な失言とは考えられない。しかも野田財務相は「(私の発言に対する)韓国政府の抗議は知らない」と否認した。