【社説】「違えばそれで結構」サイバー魔女狩りの責任問うべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.10.13 12:41
結局すまないという一言さえ言わなかった。歌手タブロの学歴詐称疑惑を提起し、拡散させたインターネットコミュニティ「タジンヨ」」(=タブロに真実を要求します)の運営者、キム某氏だ。彼は中央日報とのインタビューで、最近、警察がタブロのスタンフォード大学卒業の事実を確認した点を認めると明らかにした。明白な証拠の前で今まで広げてきた自分の主張が間違っていたことを認めたのだ。それでも決して間違ったと言わなかった。「試合だったらタブロが勝っただけ」とし、自分は敗者として去るから告訴は取り下げてくれという要請をしたにすぎない。
これが果たしてルーマーと人身攻撃でタブロ個人はもちろん、彼の家族たちすべてに取り返しのつかない大きな傷をつけた人がすることだろうか。すべての芸能活動を中断して満身創痍になってしまったタブロを勝者だというほど不合理な話はない。キム氏は自分の過ちが満天下に現れた分、被害者であるタブロに心からの謝罪をするのが道理だ。また隠れずに政府の捜査に応じて自分の行動に責任を負わなければならない。