【黄長ヨプ氏死去】「北朝鮮の民主化」見ずに去った悲運の亡命客(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.10.13 10:43
13年前、彼の韓国行きは「主体(チュチェ)思想の亡命」と呼ばれた。1994年の金日成(キム・イルソン)主席死亡後3年間ぐらついていた金正日(キム・ジョンイル)政権の崩壊を予告するシグナルとしても解釈された。そんな彼が金日成家系の3代世襲の祝砲が打ち上げられた10日に突然目を閉じた。97年2月12日の亡命当日に作成した声明書で、「私が望むことは、北朝鮮人民を一日も早く飢えから救えるようにし、わが祖国の平和的統一を実現することだ」と明らかにした夢を最後まで実現できないまま…。87歳だった。